ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味ブログ。

つぐない/償って許されれば警察いらない


スポンサードリンク

いつもお読み頂きありがとうございます。
今日も映画の方のぱぷぽです。
コスメの方も書きたいけど、映画も好きで困る。

 

 

 

まずは概要

原題:Atonement

上映時間:123分

監督:  ジョー・ライト

脚本:クリストファー・ハンプトン

出演者:キーラ・ナイトレイ/ジェームズ・マカヴォイ/シアーシャ・ローナン

公開:2007年

製作国:イギリス/フランス/アメリカ

 

今回はむごさナンバーワンムービー『つぐない』です。

 

つぐない (字幕版)

つぐない (字幕版)

  • キーラ・ナイトレイ
Amazon

キーラ・ナイトレイやジェームズ・マカヴォイ目当てで軽い気持ちで観ると、精神的に打ちのめされるタイプの映画。

 

ジョー・ライト監督×キーラ・ナイトレイで『プライドと偏見』のような少女マンガ期待してみると二度と立ち上がることが出来なくなる。

 

気を付けろ!!

 

 

あらすじ

また。WIKIのあらすじをお借りしましたが、顛末まで書かれていたので途中まで引用させて頂きました。

 

1935年のイングランド。幼なじみでケンブリッジ大学の同窓生でもある官僚の娘:セシーリアと使用人の息子:ロビーは、身分の壁を越えて愛し合っている。セシーリアの妹:ブライオニーは、小説家を夢見る13歳の多感な少女。彼女は、思いを寄せるロビーと姉の噴水での不自然な様子や卑猥な手紙など、大人の恋のやり取りを目撃して強いショックを受ける。姉妹の兄:リーオンが友人のポールを連れて戻って来る。姉妹の従姉妹:ローラは「双子の弟たちに乱暴された」傷のことをブライオニーに相談する。ローラに同情したブライオニーは、ロビーの卑猥な手紙について彼女に話してしまう。

その夜、ブライオニーは姉とロビーの図書室での情事を目撃し、激しい嫌悪感を抱く。三人は何事もなかったかのようにディナーの席につく。同席したポールの顔には「双子にひっかかれた」傷がある。ほどなくローラの弟たちが家出したことが判明し、一同は敷地内を捜索する。その最中、ローラが何者かに強姦される事件が発生し、ブライオニーはその現場を目撃してしまう。そして、ブライオニーは嫌悪感と思い込みからロビーが犯人であると証言し、彼は連行される。屋敷には、ロビーの母の悲痛な叫びがこだまする。

事件から4年後、ロビーは減刑と引き換えに、海外派遣軍兵士としてフランスへ出征する。しかし戦場は過酷であり、やがてロビーは撤退(ダイナモ作戦)のため、二人の仲間とともにダンケルクを目指す。彼の心の支えとなるのは、出征直前にセシーリアと再会し互いの気持ちを確認し合った記憶と、二人で休暇を過ごすという夢である。

 

 

ネタバレ無し感想

なんていうか…私キーラに弱いのでかなり好き。
美しい…キーラ・ナイトレイの芯の通ったクラシカルな感じの美しさは文学映画によくあうね…。
美しいジャケット写真といい溜息が出ちゃう。

ジャケット写真だけなら『プライドと偏見』より好きかも。
(文学×キーラ・ナイトレイで、どうしても『プライドと偏見』と比べがちだけ全然別モノなんですよね…)
なんか色味だけ見ると『蛇にピアス』みたいで、さながら綺麗な『蛇にピアス』笑

ただ!!キーラは主人公ではない!!!!!!!
マカヴォイも違う!!!!!!!
ジャケットに偽りあり!!笑
虚偽広告で訴えられないことを願う。

キーラとかジャケットとか浅い所ばっかり褒めておりましたが、
実は中盤にある長回しがかなり圧巻。多分あそこが一番の見どころ。
人数といい、地獄絵図感といい、ただのラブストーリー映画ではないので観た方がいい。
どうやって撮っているんだろう??って考えただけで何となく憂鬱になるくらい大変そう。

ただね…戦争の描写が結構あるので、なんかナチュラルにグロい映像挟まれて「えー…」ってなる。

 

 


ネタバレ有り感想

んで、ネタバレありで感想を言うと
酷すぎる…むごい…。
なにがか分からないけどむごすぎて最早泣けない。
無慈悲、鬼畜、鬼の所業…!!
ラブストーリーの皮被った鬱映画。
なにが『つぐない』だよ。ぶん殴るぞマジで。

 

お前だよ!!お前!!妹!!!!!!!!
ブライオニー!!!!!!!!!!!!!!!!

 

”償い”って結局のところ自分のせいで生涯離れ離れのまま亡くなってしまった
姉と姉の彼氏へ生きているうちに謝罪が出来なかったから、
せめて小説の中では幸せに再会させてやって、ついでに私も謝罪したことにするわ。
って話でしょう??若干のニュアンス違いはあれど、大体こんなもんよ。

きっかけになったあの証言って思いこみだけじゃないですよね??
浅はかに「セシーリアと引き離したい」っていう嫉妬が前面にでた結果の地獄だと思っているのですが…。
だってわざと池に飛び込むシーンもあったよね。
映画冒頭からあの妹はずっと自己中心的で、思い込みが激しい。
美しい姉への僻みもあるのでは…とか、どんどん嫌な奴に仕立て上げたい。
思い込みの激しい私もいる。

個人的にはいろいろなまとめサイトなんかでランキングされている映画群より
えー……って落ち込むシーンが多かったんですが、“鬱映画”“落ち込む映画”ランキングにランクインしているのを観たことが無いです。
なんで!?私が悪いの!?私がおかしいの!?えっ!?!?!?

もう全部お前のせいだよ!!妹!!!!!!!!

 

 

ぱぷぽ