ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味の話し。

FALL/フォール/わたし以外みんなうんち


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いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は『FALL/フォール』ワンシチュエーション物のスリラー。
オンボロのスカイツリーのてっぺんに取り残されたみたいな映画。
今どきの設定×ワンシチュエーション。
しかもなかなか攻めたシーンも有りなかなか先が読めなかったです。

 

 

 


まずは概要

 

原題:Fall
上映時間:107分
監督:スコット・マン
脚本:ジョナサン・フランク/スコット・マン
出演者:グレイス・キャロライン・カリー/ハンター:ヴァージニア・ガードナー
公開:2022年
製作国:アメリカ、イギリス

 

 

FALL/フォール

FALL/フォール

  • グレイス・キャロライン・カリー
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あらすじ

 

冒頭いきなりロッククライミングをしている男女プラス女性の3人組。
どっかでみた始まりだな…笑
正確にはフリークライミングと言うみたいで、不慮の事故で男性がなくなってしまったところから始まります。

 

男女は夫婦だったようで、奥さんのベッキーは一年経っても立ち直っておらず酒浸り、引きこもり…。
元々ご主人のことをよく思ってなかったような雰囲気のあるベッキーパパは「あんなヤツの事を引きずってないで、元気になるんだ」的なことを言ったせいでケンカに…パパそれは良くないよ。

『ゴシップガール』でもセリーナが「悪い男の一番の魅力は親に反対されること」みたいに言ってた!!笑
ご主人は悪い男じゃないけど反対されると、より好きになるのが乙女心だよ。

 

そんな中、急に現れる冒頭の事故時にもう一人いた女性のハンター。
どうやら”冒険YouTuber”みたいな感じで配信者をしているようで「あんたのパパも心配してたし、また一緒に冒険しようよ!!」みたいな感じでベッキーをまた外世界に連れ出してくれました。
「今回登るのは高さ600メートル超え、解体寸前の使われなくなったテレビ塔だよ!!」ってサラッと言うけど、それ大丈夫なやつ…??
取り残され系映画じゃなくても、やばいと思うよ私は笑

 

しかも再生数増えるとかでやたらおっぱいを強調した服装に、異様に高いテンションで凄く友達になりたくない感じのキャラで配信するハンター。
配信をしていない時も元々強引な陽キャ感が、激陰キャの私にはしんどい。

 

話を戻してこちらは取り残され系映画なので頂上についたらもちろん!!ちゃんと!!当然!!ハシゴがぶっ壊れます。
オヤクソク!!

 

さぁ、高さ600メートル超えのせっまい足場で、リュックも落とした、スマホも繋がらない、どうする!?
ってところから更に一捻り、二捻りある2人の運命は…!?

 

ネタバレ無し感想

 

ワンシチュエーション、取り残され系の映画、一定の間隔でそれなりに面白い新作がでてく印象のジャンル。笑

 

Twitterかなんかでおすすめしている人がいて気になり鑑賞。
個人的にはこのジャンルでは『ロスト・バケーション』が一番良くできていて好きです。

 

この『フォール』は高さ600メートルのテレビ電波塔の頂上に女性2人で取り残されるって設定で、個人的にはめちゃくちゃ面白いシチュエーションだなと思ったし、周りにサメのいる岩場より緊張感も恐怖度も上だと思いましたし、話の展開にも意外なところがあって良かったのですが、何となく説明くさいセリフが多いというか…とにかく台詞回しが好きになれませんでした。
純粋にどっちのキャラクターもあまり好きになれなかった、というのもあるかもしれないです。

 

この手の映画は登場人物が少ないせいもあって写真の相手はすぐにわかってしまったので、なくても良かったのではないかと思った。

 

でも、あのどんでん返しのような展開は純粋にびっくりしたし面白かったです。
既視感あるけどなんの映画だったか思い出せない…
伏線回収もすっごく分かりやすく丁寧にやってくれるし、短いのでサクッと映画をみたいときにピッタリ。

あと、そんな馬鹿な(笑)って思うことはちゃんと起きないのが好感持てます。

 

 

 

ネタバレ有り感想

 

直前のネタバレ無し感想で”そんな馬鹿な(笑)って思うことはちゃんと起きない”って軽いネタバレをしてしまったのですが、そうなんですよ。

中盤のアンテナ??部分に引っかかった水の入ったリュックを回収に向かうハンターが結構超人的な動きをするし、女性がワイヤー一本で人を引き上げられるなんてご都合主義過ぎるだろ…とか思っていたらちゃんとそんな奇跡は起きておらず、その段階でハンター落っこちて死んでましたとさ。って添加が後半の1つ目の山場なのです。

なんか他の映画でも極限の地で話しかけてた仲間が実は中盤で死んでて幻想でしたってオチあった気がするけど全然思い出せません。

 

あと実はハンターがご主人と浮気していて、それに気づいていたパパが「あんなヤツ」呼ばわりをしていましたってオチもあるのですが、これはいるか!?って感じてしまいました。

タトゥーいれたり、待受かなんかにしていたり、ツメが甘いだろハンターさんよぉ。むしろわざとかよ。
大体浮気相手と妻と3人でクライミングが趣味とかどんだけ刺激に飢えているんだよ旦那!!!!!!!

まじでこのエピソードいるか??????
ハンターが死んでも仕方ない的な口実と、極限状態で親友が旦那の愛人って知ったら地獄じゃね??みたいな軽いノリでたされたとしか思えない。

 

そんなこんなで、ちょっと「う〜ん…」って思い始めたところで、まさかのハゲワシをとっ捕まえて生でむしゃむしゃ食べだして「おぉ!?」ってびっくりさせられたかと思えば
落下の衝撃でスマホが壊れないように、ハンターの遺体の体内に押し込み、地上へ向けて落としたりとなかなかの衝撃展開が怒涛のごとく起こる後半の後半。
どっちももっといい方法無かったんかと思う。

 

生で野鳥の肉なんて食べて病気とか、寄生虫とか大丈夫なんだろうか…
しかもハゲワシ…腐肉食って事でしょ…オエ…
ハンターを食べていたので輪廻的な話か、因果応報的な話か…
鳥が原因で死んだ旦那、旦那と浮気していた親友、愛人を食べる鳥、鳥を食べたベッキー…

ベッキーの中でハンターは生きていくと言うより、どう考えてもすべてが繋がっていて因果応報の末、すべての事柄乗り越えたベッキーって感じですね。
旦那もハンターも鳥も排泄されておしまい。

 

そう言えば『海底47メートル』の感想でも書きましたが、金髪はいつもブルネットを巻き込みますね。
これもご多分に漏れず

 


ぱぷぽ