いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は『ドント・ウォーリー・ダーリン』です。
英語力0以下の私ですが直訳すると「ダーリン心配しないで」ってタイトルですよね??
果たしてどちらが、どちらに言っているのか…
ちなみに映画好きには全然大丈夫じゃない映画でした…笑
心配的中だよ映画オタたち。
まずは概要
原題:Don't Worry Darling
上映時間:122分
監督:オリヴィア・ワイルド
脚本:ケイティ・シルバーマン
出演者:フローレンス・ピュー/ハリー・スタイルズ/クリス・パイン/オリヴィア・ワイルド
公開:2022年
製作国:アメリカ
監督のオリヴィア・ワイルドは元々女優さんで『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』で監督デビューした方ですね!!
恥ずかしながら私はまだみていないのですが…評価高いようでコチラも楽しみ
あらすじ
1950年代カリフォルニアの砂漠?にポツンと一町がありました。
町の名前はビクトリー(変な名前)、この町自体がビクトリー社の持ち物らしくて、代表者っぽいフランクさんの大豪邸を中心に、社員の豪邸が理路整然と統一感半端なく並んでいる。
しかもみんな高級車っぽいのに乗ってて、それで出勤していく。
みんな同じ時間に、同じ場所から同じ場所に向かうんだからバスとか電車でいーじゃん!!
変な町名じゃなきゃ、めちゃくちゃ羨ましい。
主人公はアリスとジャックの若夫婦でアリスは専業主婦。羨ましい
でもこの町にはルールがあるらしく
・妻は専業主婦
・パーティーには必ず夫婦揃って出席
・夫の仕事内容を聞いてはいけない
・町から出てはいけない
みたいな感じなのですが、富裕層生活していれば普段は特段気にならなそうなルールです。
映画じゃなかったら下二つはどう考えてもヤバいですが笑
そしてお約束のようなちょっとおかしくなった隣人マーガレット。
パーティー中にみんなに向かって「ここに居てはダメ」と言い出して連れていかれるあるあるシーン。
アリスも「なにかしら…」ってくらいにしか気に留めてなかったのですが、徐々に自分の周囲でも変な出来事が起こり始めて、気晴らしにバスに乗っていたら飛行機の墜落を目撃してしまい【町から出てはいけない】のルールを破ってしまう事に…
向かった先は毎朝街の男性たちが向かう”本部”と呼ばれる建物。
”本部”にたどり着いたアリスが見たものは、人っ子一人いない近代的な建物で、その建物に触れると…
言葉で説明すると、なんとなくどこかで観たことあるような展開ですが雰囲気といい、テンポといい、衣装美術に加えてフローレンス・ピューのバチバチの演技でめちゃくちゃイイ感じです。
ネタバレ無し感想
アリスという名のフローレンス・ピューが出てきたら、それはもう不思議の国通り越して狂気の国なんよ笑
監督さんの前作『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』が青春コメディだったらしいのですが、こちらは打って変わってゴリゴリにスリラーです。
終盤までは確かにめちゃくちゃ不穏で続きが気になるし、なかなか面白いです。
ですがオチが賛否両論分かれてしまっているようですね。
まぁまぁまぁ…確かに既視感が凄いんですよね。
がっかりしてしまった方の気持ちも分からなくないです。
でもまぁ、途中までは文句なく面白いです!!
割っても割っても空っぽの玉子。鏡の多い家。逃走中ハンターの色違いみたいな人達。
監督のオリヴィア・ワイルド演じるバニーとの掛け合いなんかも井戸端感凄くて飽きないです笑
フローレンス・ピューといえばやっぱり『ミッドサマー』思い浮かべがちですが、ヤバい役じゃなければこんなに可愛い人なのですね。
ぶりぶりの若奥様スタイルめちゃくちゃ可愛いです。
でも演技が抜群なのは若奥様になっても変わらずで素晴らしい。
フローレンス・ピューが圧巻なので隠れてしまいがちですがジャック役のハリー・スタイルズは元ワン・ダイレクションの人なのですね。全然知らなかったです。
演技はそこまで上手なわけではないようですが、大体フローレンス・ピューと一緒なのであまり気にならないです。
演技力よりもハリー・スタイルズの顔面がいい仕事してます。
キャスティングの妙ですね。
因みになんで50年代が舞台なのかと言えば「Make America Great Again」の指す偉大なアメリカがこの時代なのだとか。なるほど
風刺も効いているわけですね。
あなた達のいう理想のアメリカって本当にコレ??(笑)みたいな
ネタバレ有り感想
個人的には観終わるまではネタバレ踏みたくない民なのですが、Filmarksの似ている作品にたまにネタバレされるのですが『ステップフォード・ワイフ』があってもぅ…ね笑
ニコール・キッドマン版の『ステップフォード・ワイフ』は大昔に観たので詳細は覚えてないですが大体この映画のまんまだった気がします。
『ステップフォード・ワイフ』×『バニラ・スカイ』って感じでしょうか??
この映画を観る前の人に『ステップフォード・ワイフ』×『バニラ・スカイ』っていえば話しの全貌が120%伝わっちゃうくらいそのまんまです笑
でもパクリとかそんなことを言うつもりは毛頭なくて、こういった作品をトランプさんが出てきて、すこし保守的に傾いたアメリカで2022年に作ることの意味ももちろんあると思う。
アメリカ人にとっての幸せとは??
女性にとっての幸せとは??
男性にとっての幸せとは??
家族という集合体にとっての幸せとは…??
『アンテベラム』みたいな雰囲気で現代のシーンに戻るのですが、そのときにアリスが働き詰めで疲れたと言いながらも「好きでやっている」というのが現代的でいいです。
私はあまりフェミニズム的な考えは持っていないのですが、アリスがこれは私が望んだ幸せじゃないというシーンは”2022年!!”という感じがバリバリに出ていて良いシーンだと思いつつ、お隣さんバニーは望んでこの仮想現実を選択しているのもある種の多様性で、現代の映画という感じが凄くしていい。
バニーは子供を亡くしているのかな??そんな感じのセリフでしたよね??
女性それぞれに幸せの形があって、どれも否定しませんよって感じが今どきでいいですね。
それに比べると男たちの情けないこと、情けないこと…
終盤にビクトリーの世界が崩壊し始めたときの「こうならないはずじゃなかったのか〜」ってバカみたいな台詞といい。
あんなにこの世界の神感出しまくってたフランクも、結局シェリーに良いように祀り上げられてただけなんじゃねーか??なラストといい。
なんだかんだ女性が中心の映画ですね。
既視感ありありの映画ではありましたが個人的には結構面白くて楽しめたのですが、なんとなく最後のカーチェイスシーンが凄く嫌でした。
カーチェイスだって男のためのモンじゃないのよ!!って感じなのか良くわかりませんが、もっとスマートに終わって現実世界のアリスが自分の意志でとった行動を見せて欲しかったなーと思ってしまいました。
そこまで描くのは野暮、現実世界に戻ってからのアリスは、あなたの想像に任せます。
って終わらせ方は普段なら好きなのですが、なんかこんな映画だからこそ女性的に解決してほしかったって思ってしまいます。
とりあえずもう一度『ステップフォード・ワイフ』が観たいし、『ステップフォードの妻たち』もついでに観たいです。
ぱぷぽ
