いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は『最初で最後のキス』です。
なんか青春系のような甘酸っぱタイトルですが…だまされるな!!
まずは概要
原題:Un bacio
上映時間:106分
監督:イヴァン・コトロネーオ
脚本:イヴァン・コトロネーオ
出演者:リマウ・グリッロ・リッツバーガー/バレンティーナ・ロマーニ/レオナルド・パッザッリ
公開:2016年
製作国:イタリア
一人も知ってる人が出ていないけど、みんな何となく誰かに似てる気がする…笑
あらすじ
都会から里親に引き取られて田舎の高校に編入してきたゲイのロレンツォくん。
田舎にはいないゴリゴリに派手なファッションで早速浮きまくるロレンツォくん。
里親宅では「ぼくは服がたくさんあるから収納が足りないよ」とか私みたいな事をぬかす笑
羽の生えたズックがお気に入りのようです。
服装のイメージはEXITのりんたろーさんが近い。まじで
そりゃ田舎では浮くわけで…それでも意に介さず堂々と振舞うロレンツォくん。かわいい
LADY GAGAがお好きなようで解像度高いですね
カイリー・ミノーグの話しも出てましたっけ?忘れちゃった…
そんなゲイど真ん中のロレンツォくんは、”ヤリ〇ン ブルー”みたいな落書きを学校の壁に書かれて、やっぱり学校で浮いている女の子のブルーちゃんと隣の席になり意気投合。
体育の授業かなんかで見かけたアントニオくんには惚れちゃうし、転校早々浮きまくりながらも学校生活を満喫するのでした。
アントニオくんはそこまで浮いてはいないのですが、人気者だったお兄ちゃんが事故死していてちょびっと『マンチェスター・バイ・ザ・シー』状態。
人と話さないし、いつも暗いしで友達はおりませんよという具合
そんな3人で楽しくつるみだしちゃうわけですが、ブルーちゃんを好きなアントニオくん…を好きなロレンツォくん。
ブルーちゃんには先輩彼氏もいるし…
って感じで進んでいきます。
全体的に青春甘酸っぱ系なのですが…アメリカで実際に起きたラリー・キング事件をモデルにしているらしいので、この事件を知っている人はオチまで分かってしまうかと思いますが、私は知らずに観たので衝撃でした。
個人的には調べないで観始めたほうが映画としては面白いのではないかと思います。
ネタバレ無し感想
えーーー…
って感想しかなかったです
切ないとかそんなレベルの話じゃない
Filmarksの似ている作品群と伏線で何となくラストが分かってしまっていたのですが、それでも衝撃でした。
でも元々実際の事件を元にした映画らしいので、ラストは分かりきって観る感じなんですかね??
ゲイの転校生ロレンツォくんは映像で観ているとめちゃくちゃ可愛い。
センスはどうかと思うけど(笑)、スカッと割りきっていて誇りもブライドも持っていて強そうではあるけど…度々空想している、自分が人気者の世界シーンが『ダンサー・イン・ザ・ダーク』とダブってしまって「なんだかんだ言って辛いよね…」ってしんみりしてしまう。
でも里親の2人はスゴく理解があって、ロレンツォを愛していて、ホントにいい関係で微笑ましかったです。
アントニオは兄を事故かなんかで失っているのですが、人気者だった兄じゃなくて俺が死ねばよかったのに…なんて思うタイプ。
元々の性格もあるでしょうが思春期拗らせちゃってる感じで、しかもクラスでヤリマン扱いされている子に恋しちゃってるのが厄介。
紅一点ブルーちゃんはイケイケの先輩と付き合っていて、彼の友達たちと4Pしたなんて言っちゃうおませさんなのですが、嫉妬とかもろもろでクラスでは浮いてる存在。
初日から浮いてる転校生と意気投合親友になるのですが、厄介なことに三角関係もどきになってしまい…
所々PVのような演出で音楽が使われていてスゴくポップな映画の皮をかぶった激重映画。
ロレンツォの妄想シーンではカラフルなエフェクト?まで追加されていて、下手すると安っぽくなりそうな演出ですがロレンツォのキャラと、激重なラストを迎える作品のバランスをとろうとしているのかもしれない。
全部観たあとでは効果ないけど…
ネタバレ有り感想
『ドント・ウォーリー・ダーリン』の時と同じでFilmarksの似ている作品のせいでオチの察しがついてしまった作品。
『明日、君がいない』が似ているってことは誰かが死にますよね…笑
あんなポップで甘酸っぱい雰囲気で進行していくのに、急に…
まぁ直接的にはロレンツォが悪いにしたって、煽ったブルーもかなり罪深いですよね。
男女の恋愛じゃないんだから、もっと相手の想いを聞かないといけないでしょ…と思ってしまいますが…恋は盲目という事でしょうか??
映画のあるある演出と言えばそれまでですが、ラストの「こうしていれば…」のシーンは何とも言えない気持ちになります。
あそこでああしていれば結ばれることは無くても、ズッ友でいれたのに…って事なのでしょうか??
ああしていても、結局アントニオが異性愛者なら結ばれなくて切ないです…
キスしたときに着ていたTシャツは洗わないで!!って部屋に置かれているシーンの切なさというか絶望感は異常です。
どう考えてもロマンティックな同意のキスでは無かったじゃん…この後書くブルーのレイプエピソードといい、思春期の心の厄介さがよく描かれてますね…。嫌な意味で
あと個人的にはブルーの4Pエピソードがなかなか来るものがありました。
どう考えても大事にされていない行動なのに「私もすきでやったの!!」って言い張って事実を認めたくない的な反応でしょうか??
思春期特有の”私みんなとは違うし”って思いこんだのか、辛すぎて記憶改ざんしたのか、お酒も飲まされてて酩酊状態だったのか…あんまり読み取れなかったですが、年上彼氏とその友達と遊んでてみんなの前でおっぱじめようとする事自体ぞっとするのに、その友達にもレイプされてしまった上に、学校でそのことを吹聴されるなんて控えめに考えて地獄。
この話がブルーたちの目線で書かれているから一応”彼氏”って書きましたが、どう考えてもセフレかそれ以下の扱いなんよ…
事のあとに「やっぱりお前が一番だな」って結構ハッキリ言ってるけどブルーの目線だから我々は一瞬「え、浮気!?」って思ってしまう。
彼氏擬きの出演シーンがそもそも短いってのもあるけど、ブルーの名前を呼ぶこともないしね。男にしたら「え、自分のこと彼女だと思ってたの!?」ってオチでした。しんどい
そんなこんなで結構精神的にくる映画ではありますが、個人的にはハッピー演出が多いせいか”鬱映画”って感じも無かったです。
でもはっきりレイプシーンがありますので注意してください。
ぱぷぽ
