ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味の話し。

コカイン・ベア/NOシャブ NOライフ(クマ語)


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いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は『コカイン・ベア』です。
知ってますか??『コカイン・ベア』

私は全然知らなかったです。
Amazon Primeさんに「あなたにオススメ」って言われて知りました。

失礼なオススメだよ。どんな人間だと思ってるんだ笑
結果やばかったですが笑
最近観た映画で一番好きでした。ごめん言いすぎた

 

 


まずは概要

 

原題:Cocaine Bear
上映時間:95分
監督:エリザベス・バンクス
脚本:ジミー・ウォーデン
出演者:ケリー・ラッセル、ブルックリン・プリンス、クリスチャン・コンヴェリー、レイ・リオッタ
公開:2023年
製作国:アメリカ

 


スペースバンパイア』に負けず劣らず最高のジャケット…!!

 

コカイン・ベア (字幕版)

コカイン・ベア (字幕版)

  • ケリー・ラッセル
Amazon

 

吹き替えいい感じでした

コカイン・ベア (吹替版)

コカイン・ベア (吹替版)

  • ケリー・ラッセル
Amazon

 

 

あらすじ

麻薬の密輸人が飛行機?自家用機?みたいなところから大量のコカイン入バッグを空からアメリカの空に投げ捨てるシーンからはじまる本作。
こいつがすでにどうみてもラリってるし、そもそも冒頭いきなりちょっとテンションがぶっ飛んでる。

 

ラリってるからか完全にイカれちゃってるのかわからないけど、密輸人もコカインバッグと一緒に飛び降りようとしてして頭打ってそのまま転落。しゅうりょーーーー!!

 

コカインバッグがそこら中にあるはずだと刑事さんたちが探し始めるわけですが、誰よりも先に発見するアメリカクマさん。
ハイキングしていたちょいウザカップルがアメリカクマさんに遭遇。
彼女さん「野生の熊さんみるの夢だったのぉ〜!!」ってアゲアゲで双眼鏡覗いていたらクマさんなんか変ねぇ〜??…キャーーーーー!!!!!みたいなプロローグ。

 

完璧!!

 

そして本編が始まり小学生か中学生か分からないけど男女2人が学校サボって山に滝を見に行くらしい。
よくあるママへの反抗ですね。
もちろんその山はラリったアメリカクマさんのいる山ですのでさぁ大変。

 

娘が学校に行ってないと気付いたママ、公園を管理してるおばちゃん、動物管理官も山に入り、コカイン取り戻しに来たギャングと、ボスの息子。を追ってきた刑事。
プラス地元の3バカチンピラもどき。その他諸々…
VS ラリったアメリカクマさんことコカインベア!!

 

勝つのはクマさんか人間か!!!!!!笑

 

 

ネタバレ無し感想

 

なにこれ!?めっちゃ面白くて声だして笑った!!
タイトル的にもジャケット的にもあらすじ的にもB級感すごいけど、全部普通に面白かった。
割りとゴア描写きつめなので苦手な人は楽しめないのが残念。
私も得意ではないですが、なんかテンションがヤバかった笑

 

何よりも実話を元に作ったってのが凄い。
アメリカヤバい
実際の熊さんはコカインの過剰摂取で、人なんて襲わずに亡くなってしまったらしいので、無責任な人間への熊さんの復習劇として作ったらしいです。
思考が完全にタランティーノ笑

 

コカインを探しているうちに妻の死を乗り越え、人間として成長するマフィアの下っ端サイドの話しと、ママに反抗して山に入った子どもを探すママサイドの話しが平行して進んでいくのですが、割りとベタな設定ながら普通に良くできたストーリーだし、それなりにキャラクター描写が練られてる印象。

 

そんなベタな二つのストーリーに、コカインでラリった熊さんっていうゴリゴリにぶっ飛んだメインのストーリーが真っ向からぶつかってくるのですでに面白い上に、テンポはいいし、割りとノリノリだし、どんどん熊さんに殺されていくしでつまらない要素がない笑

 

個人的にはぐわしのエピソードが一番声だして笑った
「どうやったら中指と小指を撃てるの??隣り合ってないのに…」
ぐわしは国境をこえてもコメディ要素なのね…笑

 

滝見付けた時の取って付けたようなジュブナイル風演出も面白すぎるからやめて欲しい笑
個人的には『ヴィーガンズ・ハム』に似てるけど、こっちのが好きでした。

 

 

ネタバレ有り感想

 

いや、ネタバレもなにもあらすじから想像できる通りのお話なのですが笑
予想以上にゴア描写がガチです笑
転がる頭部、引きずり出される腸、落っこちる脚…
私はゴア描写そんなに得意ではないのですが、なんたってコメディに全振りしたストーリ展開と圧倒的テンションと、ノリッノリの音楽で血飛沫もはじけ飛ぶ人体もなんか怖くないというか、バカっぽく見えるのが最高。
これで「ヒィー!!」ってなって方が馬鹿みたい…みたいな気分にさせてくれる笑
決してグロ、ゴア苦手な人を否定しているわけではないですし、苦手な人でも観れる作品かって言ったらそんなことないです。怖がっている自分が馬鹿らしくなってくる…という雰囲気です。
まじでしっかりゴア映画です。笑

 

監督のエリザベス・バンクスさんは女優さんみたいですが『ピッチ・パーフェクト』に出演と作製で入っているといわれると、『コカイン・ベア』のこのハイテンションも納得笑

 

個人的に一番ハイライトだったのは、男女の救急隊員のシーンです。
もう音楽とテンポとゴア描写が個人的には最高潮だったのに、加えて車より早いコアインベアさんよ。
なんか癖になって戻して2回観ました、このシーン笑

 

ネタバレ無しでも書きましたが割とベタでしっかりとしたメインのストーリーに、ぶっこまれるコカインベアさんという飛び道具の塩梅がマジで最高。
もっと雑にパニック映画的にすると下手するとZ級映画になりそうなところを、普通に映画として面白いレベルに保っててついつい観ちゃう。

 

しかもギャングのボスがレイ・リオッタ。
しかも日本で観れる映画としてはレイ・リオッタの遺作。
コメディ映画に出てくるギャング役のレイ・リオッタ。
なんかもう想像しただけで面白くて最高。

 

誰に何と言われようと、全部が最高の映画だった!!笑

 

 

ぱぷぽ