ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味ブログ。

フィラデルフィア/あなたを4歳の子供だと思って説明します


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いつも読んでくれてありがとうね~。
今日はジョナサン・デミっていう有名な映画監督とアメリカのトム・ハンクスっていう有名な俳優さんの映画『フィラデルフィア』のお話をしますね。
HIVっていう病気や、同じ性別の人を好きになる人にまつわる映画だよ。
主題歌はこれまた有名なブルース・スプリングスティーンっていう人が担当して超最強デッキみたいな映画だよ。

 

4歳の子供に説明するつもりで書いてみました。笑
劇中の印象的なセリフです。

 

 


まずは概要

 

原題:Philadelphia
上映時間:125分
監督:ジョナサン・デミ
脚本:ロン・ナイスワーナー
出演者:トム・ハンクス/デンゼル・ワシントン/アントニオ・バンデラス
公開:1993年
製作国:アメリカ

 

 

 

 

あらすじ

 

アンドリュー・ベケットことトム・ハンクスがバリバリのやり手弁護士。
一流弁護士事務所の中で出世していって、ある日残業していると社長陣に呼ばれて役員室(?)の様な所に行くと、ゴッドファーザーかな??くらいバチバチにタキシードで決めた社長陣に、「あの裁判どうよ??」と雑談の様な面談の様なものを始められて、あれよあれよと「おめでとう!昇進だ!」カンパ~イ「ところでそのアザはどうしたんだい??」、「スポーツでぶつけました」となる。

アメリカの映画とかドラマに出てくる社長室ってなんであんな豪華なんだ。あれはリアルなのか??大体お酒置いてあるしな…

 

それよりあのシーンの役員どもは、なんで会社であんなバチバチに決めてるんだよ。
なんか意味あるの????

 

意気揚々と裁判の準備を進めているトム・ハンクスだが、なんだか具合が悪そうだし、ママからも病院の結果はどうだったの??なんて心配されてる。
それでもバリバリ準備をするやり手トム・ハンクスですが、せっかく準備した資料がないぞ!!と電話を受け、急いで病院から向かったのですが…まさかのそれを理由に解雇!!!! アメリカ怖

 

当然納得いかんトム・ハンクスは裁判で戦ったことのある弁護士デンゼル・ワシントンに「弁護してくれや」ってお願いに行くのですが、すでにやせ細って一瞬誰か分からないレベルのトム・ハンクス。
さらっと「エイズなのよ」って伝えたら、握手していた手も早々に引っ込めて、トム・ハンクスが触ったところめっちゃ睨んで差別意識丸出し。
でも1980年代はエイズって治療薬も無く、空気感染はしないとかの知識もまだ一般的ではなかったようなのでこういう反応も仕方ないといえば、仕方ないのかもですね。

 

当然弁護は引き受けず、トム・ハンクスの運命やいかに!!

 

ネタバレ無し感想

 

この映画存在すら知らなかったのですが、CS放送で見つけて気になり鑑賞。
『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督とトム・ハンクスのゲイやエイズへの偏見と闘ったお話しとの事で面白そうだなと思い鑑賞。

 

本当にさらっとあらすじを観ただけだったので、誰がゲイなんだろ??って感じで観始めたらまさかのトム・ハンクス!!
トム・ハンクスのゲイ役ってなんかすごく意外でびっくり。
偏見にあっている人たちと共に戦う人役かと思い込んでました。
『フォレスト・ガンプ』や『アポロ13』の直前らしくまだまだ人気俳優というより、コメディ俳優のイメージが強かったみたいですね。

 

兎にも角にもトム・ハンクスの演技が凄いです。凄まじいです
トム・ハンクスってこんな感じの演技をする人なんだ!?とびっくりしました。
マジでそれだけでも、かなり観る価値ありです。
『マシニスト』の時のクリスチャン・ベール伝説を思い出す痩せっぷりです。
だてにずっと第一線じゃないんだなーと称賛の言葉しか出てこないです。

 

冒頭がちょっと細身の若いいつも通りのトム・ハンクスなんですが、病気が進行してから出てくるトム・ハンクスがもう本当に誰だか分からなかったです。
トレードマークみたいなクリクリのブラウンヘアも色が抜けて全然クリクリしてなくて、もはや髪すらも元気ないんです。すごすぎ

 

デンゼル・ワシントンも当然存在感あるのですが、なんかもう比じゃないです。
トム・ハンクス独壇場みたいな。

 

映画は法廷のシーンが多いのですが飽きずに観れるのもトム・ハンクスのおかげかと。

 

そいえば『羊たちの沈黙』で虫相撲みたいなのしていた司書さんみたいな人がこちらにも出ていた気がします。
ジョナサン・デミファミリーなのですね。

 

 

 

ネタバレ有り感想

 

いつもと逆にネタバレ無し感想に書きたい事の殆どを書いてしまいました…笑
ぶっちゃけストーリーは少し地味というか淡々としすぎている印象です。
大きなどんでん返し的なエピソードも無いですし、デンゼル・ワシントンが弁護を担当したり
役員一派から援護する証言があったりと、大盛り上げ出来そうな下りは何カ所かあるのですが、どれも淡々と進んでしまいます。

 

もうトム・ハンクスの演技で十分説得力も、人を惹きつける力もあるから、演出は抑えたのかな??って感じです。
十分面白いですしね。

 

監督だって『羊たちの沈黙』後でプレッシャーも凄かったでしょうし、2作も続けてこんなに面白い映画作ってる時点で半端ないですよね。

 

坊主になってからのトム・ハンクスも観ていられない痛々しさです。
本当に病気なんじゃないの!?って心配になる。
一見の価値ありです。

 

デンゼル・ワシントンの「私を〇歳の子供だと思って説明してください」ってセリフも面白くていい。
今後、どうしても話が分からない時使いたいと思った。笑

 

ところで全然ネタバレじゃないけど、恋人がアントニオ・バンデラスに似てるな~って思ったらアントニオ・バンデラスだった笑
凄いくどいカップルだな笑