ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味の話し。

ザリガニの鳴くところ/ザリガニって鳴くの??


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いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は『ザリガニの鳴くところ』です。
タイトルにも書いたけどザリガニって鳴くんですか??笑
ザリガニの鳴き声も聞こえそうな程静かな奥地(湿地)って感じでしょうか??

『羊たちの沈黙』的な??笑

 


まずは概要

 

原題:Where the Crawdads Sing
上映時間:126分
監督:オリヴィア・ニューマン
脚本:ルーシー・アリバー
出演者:デイジー・エドガー=ジョーンズ/テイラー・ジョン・スミス/ハリス・ディキンソン
公開:2022年
製作国:アメリカ

 

 

ザリガニの鳴くところ (字幕版)

ザリガニの鳴くところ (字幕版)

  • デイジー・エドガー=ジョーンズ
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あらすじ

 

ノースカロライナの湿地の映像とナレーションから始まるのですが、それが何とも言えずめちゃくちゃ綺麗です。ネイチャードキュメンタリーみたいなはじまり方笑
湿地なんて言われるとジメジメして暗そうですが、生命に溢れているのにひっそりしていて不思議な感覚です。

 

そんな湿地にいきなり現れる男の人の死体。を発見する子供たち。『スタンド・バイ・ミー』かな??笑
どうやらこのあたりの有力者の家の青年らしい。
事件か事故か良く分からないけど、町の人たちから”湿地の娘”なんて呼ばれて、ひとりで住んでいる若い女性のカイアが容疑者になる。

 

どうやら貧乏とか変わり者的な感じで街の人たちから避けられていたみたいですが、被害者の青年と色々あったみたいで…あの立派なお家の子が被害者で、被害者と訳ありだった街の嫌われ者なら、まぁみんな「やったのは彼女だろう…」ってなるわけで。

 

そんな街にもほんの少しいる人格者の弁護士さんが、弁護を申し出て「君のことを教えて欲しい」と回想を初めて、何故彼女が幼いころから一人で湿地に住んでいるのか…
事件当時までにあった事、支えてくれた人、愛して人、家族についてを話していく。っていうストーリー。
ぶっちゃけ途中までは設定こそ珍しいけど、ストーリーの大筋はベタで少女漫画かな??って感じだし、出てくるキャラの性格は想定を超えてこないのですが…ラスト1分!!
まじで最後の1分くらいでめっちゃ面白くなりました笑

 

ネタバレ無し感想

 

評価高いのも、人気なのも重々承知しているのですが、個人的には中盤のカイヤとテイトとチェイスの話は割とベタで面白いけど特記すべきところがそんなにないなぁという印象です。
湿地という舞台、そこで幼い頃から一人で育った女性、殺人事件~とその他のところがパンチあるのでストーリーはベタにしたのかなとも思いますが…
チェイスなんて「カイヤ!後ろ!後ろ!」って感じです笑

 

チェイスといえばあのチャラ男が貝殻ネックレスをずっとしてたのが気になります。
明らかに遊びの女からもらった身に着ける者なんて、会う時だけつければいい方なのに、彼の母親はいつもつけていたって証言してましたよね…。
キャラクター造と合わない気がするのですが…

 

特記すべきところがないとか失礼なこと書きましたが、湿地の映像は冒頭以降もずっと綺麗で、それでいて静かで孤独に包まれている悲しい感じもありとても魅力的な舞台だと思いました。
そこでテイトから文字を学び、たくさんの生き物を観察して絵を描いて…と言うのはカイヤの生い立ちからするすると凄く説得力があって面白い展開だと思いました。

 

カイヤ、テイト、チェイス3人のプロット以外は独特て面白いのに!!

 

あと個人的に一番気になったのは、カイヤが綺麗すぎないかって所です笑
顔とかではなく、服もいつも小綺麗で何着も着まわしてるは、髪もつやつやでアレンジしてるは、本当に湿地で一人かいな!?って思ってしまいます笑
そんなに沢山ムール貝とったの??笑

 

ムール貝と言えば、おそらくカイヤと同じで村人から差別や区別されていたであろう雑貨屋夫妻が最高にイイ人でいいキャラでした。
決して見放さないけど、干渉しすぎず、この人たちがいたからカイヤはまともな大人になれたのではないかと思う。

 

 

ネタバレ有り感想

 

ラスト1分で実は検察のやっつけっぽい推理が正しくて、カイアが真犯人でしたってオチがなかなか斬新で面白いとは思うのですが、本当にそんな事出来るんですかね??
コナンくんの犯人レベルじゃん。

 

確かにそのシーンに至るまでに「カイアは賢い人だ」ってセリフは多いし、
町での会食のシーンでは「自然には道徳心、善悪がなくて、生きるために懸命だ」的なセリフがあって、メスのホタルの話しをしている辺りが伏線といえば伏線なのかもしれないけど…
交尾用とオスを捕食するための光方があるとかって話です。

 

動機や彼女の考えなんかはこの辺りが伏線だよって言われば納得できますが、実際の行動力…というか物理的に可能なのか…みたいなところが割と突拍子もない印象です。

 

後は赤い帽子と繊維でしょうか??バスの運転手が見てない=変装していた。
赤い帽子を被って変装してたって話ですかね??
でも、テイトから貰った帽子…犯行に及んだ時点だと彼に容疑がかかってもいいって感じだったのでしょうか??
カイヤ恐ろしいですね

 

テイトが独立記念日に帰ってこなかった理由はどうやら原作小説には書かれているらしいですね。
気になります…

 

 

ぱぷぽ