ぱぷでみー賞

日本一役に立たない映画感想とか趣味ブログ。

シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇/終わり良ければエヴァじゃない


スポンサードリンク

いつもお読み頂きありがとうございます。
今日は相変わらず話題の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』ですが…
うん…ちょっと否定的な感想なので、絶賛された方はスルーしていただきたいです…

 

 

まずは概要

タイトル:シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
上映時間:155分
監督:庵野秀明(総監督)
脚本:庵野秀明
出演者:緒方恵美/林原めぐみ/宮村優子/三石琴乃/立木文彦
公開:2021
製作国:日本

 

結局 𝄇 の意味は何だったのか?読むのか読まないのか
そして絶妙に長い。

旧劇場版『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』とは別の形で「なんだったんだ…」感がすごい。

 

 

あらすじ

…よく分からない。
農業して、親子喧嘩して、
ネオンジェネシス ネオンジェネシス
のコール&レスポンス

 

よく分からないストーリーは今に始まった事じゃないけど
何故かフランスから始まり、もはやどこで終わったのかもよく分からない。
第3村とかいう「第3新東京市」のままでよかったじゃんっていう謎の地で、アスカはやさぐれ、シンジは引き籠り、アヤナミは農業に勤しむ。
そして親子喧嘩。そしてネオンジェネシス。
さようなら全てのエヴァンゲリオン

 

 

ネタバレ無し感想

気持ち悪い
で終わるエヴァが好きだったかも知れない。

「みんなが幸せになって良かった」という感想をチラチラと拝見して「あー、好意的な意見の人はそう思っているのかなるほど」とかなり納得できた。
確かに、序から数えたとしても14年間も観てきた登場人物達だ。幸せになって欲しいよね。
それにしてもあの組み合わせは納得いかないけど。

でも結局、私が好きなエヴァって"クサイモノ"だったエヴァだと思った。
社会現象ともてはやされても、堂々とクラスメイトや同僚の前で「エヴァが大好きです!!」とは言いにくかった"臭いものには蓋をする"ように楽しんでいた
観たところで結局よく分からない、難解ぶった表現に、オタク臭さが抜けないノリに、露骨な性描写まであった"臭いものを嗅ぎたくなる"ような…カルト的な作品になった、あのエヴァが好きだったと改めて思った。

多分一定数いるのではないかと思う「自分の中のエヴァは『まごころ』で終わっていたんだ…」って人。
エヴァには最後まで全部全部裏切って欲しかった。

いや、こういう往年の層を裏切ったのか。

映像は圧巻だった。
日本のアニメ産業はまだまだ安泰だと思える安心感があった。
あと、宇多田ヒカルは新エヴァシリーズの良心。EDで曲が流れて感無量になった。
おすぎとピーコのおすぎさんは「いい映画は往々にして主題歌がいいものだ」的なことを言っていた。
今何をされているのだろう。

 

 

ネタバレ有り感想

それにしても納得がいかない"あの組み合わせ”とは…
アスカ&ケンスケよ。取ってつけたようなカップル。
あまり者同士だったから一緒にしてあげた感。許せない。私のアスカを…!!

もちろんシンジ&マリもカヲル&レイも意味わかんないけど。
受け入れられるカップルはトウジ&委員長だけよ…
加持夫婦は元々推しだし、アニメ時代から夫婦漫才だったから省く。最推しだけど。
だからあの二人の子供が出てきたことが個人的には唯一の救いだった。

シンジ&マリってよもや納得云々の前に気持ちが悪いと感じるのは私だけなのでしょうか。
シンジ君は元々綾波が好きだけど、アスカのシンジへの好意を利用して構ってくれる都合のいい女にしていた割に、最後アダムとイブになったくせに。
ぽっと出の何故好意を持っているかも分からぬ、謎の女チョイス。センス

そして何より、マリってさ…安野モヨコさんだよね。
なんかたまたま安野モヨコさんご本人の写真見たとき「あ、マリじゃん」って思った。
世の中でどういわれているか知らないけど、私は安野モヨコさん見た瞬間「雰囲気が似ている」と思った。

そこが何より一番気持ち悪いポイントなんだよね。
往年のファンが愛するキャラを無視して、我々のエヴァで奥さんへの愛を語りやがって。
今回の終わりに「気持ち悪い」という言葉を使うべきは、我々が監督に向けてだ。
24年前に我々に対して放たれた言葉をそのまま返してやる!!

大人になれていないモラトリアム人間は観ない方がいい映画。

ところでイスカリオテのユダってなんかの映画で聞いたけど思い出せない。
『ベン・ハー』だったかな…

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 
ぱぷぽ